2009年3月アーカイブ

ノボリンNの秘密

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久しぶりの更新にもかかわらず、今更かよ!ってな内容でなんなのですが。

僕は基礎として中間型(ノボリンN)を使っているのですが、説明を受けたことがないため、今まで知らずに来た「常識」を最近知りました。それは残量についての制限です。

残量が12単位より少ない場合新しいものを使用してください。
使用説明書 より)

つまり、残り12単位未満(11単位以下)のものは使うな、ということです。

入院時、初めて注射を手渡された時の説明では、そのようなことを聞かされておらず、最近になるまで説明書を見たこともなかったのです。理由は説明書によれば「液を均一に混ぜることができない」ためだそうで、そりゃ困るじゃないですか、と。

知らなかったので今までは意識せずに通常の手順通りに使っていました。問題はないようです。知ってからも試しに使ってみていますが、有意な差は見られません。念のため使用を制限しているということでしょうか。一応、初回時のようにてのひらで転がすように混ぜてから振って混ぜています。

・・・と書いてみて気付きました。初回に転がして混ぜろなどとはどこにも書かれていないような・・・。誰からそう聞いたのかわかりませんが、初回はいつも転がしていますし、なんだか気分で毎回転がしています。それっぽく綺麗に素早く混ざるので、こういうものだと思っていたのですが、一体なんなんでしょうか。

知らなくても知ってても結局行動は同じじゃないかと、という何のオチもない展開に。ただ、何かを使う時には説明書に目を通すくらいしなさいよということだけは確かですね。例え専門家の説明を聞いたとしても。少なくとも、医師や看護師は資格的にはプロ・専門家ではあるものの、完璧ではありません。努力という言葉を知らない者や、傲慢という単語が自分に無関係だと思っている者も少なくはありません。

説明書を見ていると他にも気になる記述が二つありました。

一つ目は初回の空打ちの回数について。6回空打ちをしても液が出てこない場合は使うなとあります。今まで何十本と使ってきましたが、これに該当する不良品は見たことがありません。経験では、2回の空打ちで液が出ず、3回目で出ることが多いです。別の製品の話になりますが、ミリオペンでは初回はたいてい3回の空打ちで液が出ず、4回目で出ることが多いです。なんだか300単位の内の最初の8単位が無駄になったような、そんな気持ちです。不良品は買ったところで新品に交換してもらえるのですが、嫌ですよね。

 二つ目は設定した単位数のダイヤルと実際に出る液の量の関係について。ノボリンNの説明書によると、20単位に設定してキャップの中に液を出した場合、細くなった部分を満たすと書いてあります。針のメーカーを指定していないのですが、どのメーカーのキャップも同じ形状・容積なんでしょうか?もったいないので自分でこのチェックをすることはおそらくないんですが、多少気になりました。

とにかく、注射を無駄にするのが嫌なんです。だって、この注射を購入するために、自分では3割しかお金を払っていないわけで、7割は他人に負担してもらっているわけですから。従量制で保険が効くっていうのはありがたい反面、申し訳ない気持ちもあります。誰に負担を掛けているのかを意識して生きていける人間でありたいと思います。厚顔無恥でありたくないというか。

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