2011年6月アーカイブ

ホリエモン(堀江貴文さん)が収監されました。これについて不公平だと言う人が周囲にはたくさんいます。確かに公平ではないなと思います。しかし、この事件を通してそれに初めて気付いたような反応を見せる人が多いことに驚きました。

元から、日本の司法が公平だと信じていること自体、世間知らずなのではないかと感じます。手を付けやすいところから手を付ける。それがこの国のやり方です。

出頭の時に来ていた黒いTシャツがこれ。
http://smalldesign.jp/?pid=32471014

これは過去の粉飾事件を挙げたものです。 

日本長期信用銀行3100 
山一證券2700 
Kanebo800 
日興コーディアル証券189 
ヤオハン128 
livedoor53

 

Tシャツに書かれたものを書き出してみましたが、右側の数字が粉飾額(億円)です。赤い文字で示したのが、今回逮捕・有罪となったホリエモンの事件です。53億円。

その上の事件では、逮捕者は一人も出ていません。誰も有罪になることがない、ということです。「手を付けやすい」という言葉はいろんな意味を持ちますし、外野が口出しする部分ではないでしょうが、きっと悔しい思いをしていることと想像します。

ホリエモンは今回のことで人生が終了することもなく、刑務所行きになっている間でさえも、有料のメールマガジンは続けるとのこと。このメールマガジンで年間1億円くらいになるとのことなので、とりあえず生活に困ることはないでしょう。

最後にひとつ。粉飾だろうがなんだろうが、株のやり取りに「生活に必要なお金」を突っ込んだ挙句、財産を失ったという事実については、その本人が100%責任を負うべきことです。そこも含めてリスク。相手が悪いとか自分が悪くないとか、そういうことをごちゃごちゃ言うのはお門違いです。痛い目に遭う本人がすべてのリスクについて責任を負うのが当然なのです。かわいそうではあるけど、被害者面しているのを見ると、誰にも救済されないのも当然だなと感じます。

投資というのは生活に必須ではない、余ったお金でやる程度にしとけばいいんです。素人なんだから。

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