BIZ: 2009年9月アーカイブ

毎日マクドナルド

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ちょっとした事情で、最近毎日お昼ご飯がマックです。

普段だと、マクドナルド食べようという時には、何かのハンバーガーのセット+単品で何か別のハンバーガー+さらにベーコンポテトパイなどを食べてしまうのですが、さすがに毎日そんなに食べていたら太ってしまいそうなので自重してます。

~のはずが…。

現在、期間限定の「マックフルーリーガトーマロン」というのがありまして、これを試してしまったのがいけなかった。「毎日マック」が「毎日ガトーマロン」状態です。せっかく、バーガーセットだけにしようと思ったのに、結局マックフルーリーまで毎日食べてます。

マクドナルドはパッケージにQRコードが印刷されているので、基本的に何を食べるにもインスリンの計算が楽勝です。マクドナルドで何をどれだけ食べても、血糖値のコントロールを外したことはありません。やはり、これくらいのお店だと商品管理が厳格なため、ちょっと作り手の気分次第で栄養成分がブレまくり!なんてことはないのですね。マック万歳です。

しかし、連日のマックというのもちょっと問題があって、同じ時刻に買いに行くため、窓口のお姉ちゃんが毎日同じなのです。さすがに毎日見る顔だと覚えられてしまうらしく、「『今日は』何にしますか?」なんて聞き方をされています。いかにもマクドナルドばかり食べてます!みたいな雰囲気なので、正直やめてほしいのですが。

明日からしばらくの間、チキンタツタが復活しますが、おそらく「毎日チキンタツタ」化すると思います。

バターやサラダ油を単体で摂取してみればわかりますが、1型糖尿病患者が計算すべきポイントはありません。

ブドウ糖を飲んでテストするOGTTというものがありますが、世の中にはOFTTといって、バターを35gを食べて血糖値を測るテストがあるそうです。よくそんなに食べられるものですね。このテストでは一般的に血糖値は上がりませんし、健常者が受けた場合でもインスリンの分泌量はテスト前と変化ありません。

1型糖尿病患者が油物を食べると、4時間とか6時間とか経ってから血糖値が急上昇することから、まるで油でガンガン血糖値が上がるかのように勘違いしてしまうようです。超速効型の効果を表すグラフによると、インスリンの効果は4~6時間くらいで切れます。ピークが1時間や2時間であることから、効いている時間が2時間くらいであると勘違いしてしまいがち。実際、油脂が多くなると、一緒に摂取した炭水化物を吸収するために必要な時間は、超速効型インスリンの効果がある時間を越えてしまいます。それは、インスリンを注射せずに炭水化物を摂取したのと全く同じことで、それはそれは血糖値がびっくりするくらい急速に上昇しても当たり前の話です。

もし、油脂にそれほど血糖値を上げる力があるなら、非常食、いや、食料に困っている国への援助は炭水化物中心のものをやめて脂質中心にすべきです。同じ重さで言えば、炭水化物に比べて脂質はカロリーが2倍以上。有利じゃないですか。実際には脂質を摂取しても何時間経っても期待するような血糖値の上昇はないので採用されないのですね。

ところで、OFTTですが、血糖値やインスリンの変化を3時間程度しか観察していないのが一般的なようです。それはそれで実験の意味が薄い気がします。実際、12時間、24時間と食事もせずに観察しても、「うわっ!食事から半日も経ってるのに急に血糖値が200mg/dlを超えた!」とかはないです。

でも、人間の体はうまいことできているので、炭水化物をほとんど摂取せずに、脂質とたんぱく質しか摂らないような生活をすると、ちゃんと血糖値は上がるようになってます。当然、こうやってできた血糖の代謝にもインスリンが必要なので、1型糖尿病患者が炭水化物を一切排除したとしても、インスリンの注射からは一生逃れられないわけです。納得。

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