コントロール: 2011年4月アーカイブ

運転免許には欠格事項というものがあります。平たくいうと、運転する資格がない、ということです。糖尿病でインスリンに代表される薬物療法を受けている患者の一部には強い関連性がある話です。

特に、意識を失ったことが一度でもある患者、低血糖を察知できない患者については、本来であれば運転をする資格が無いのではないかと考えます。公道でいつ人を殺しても不思議ではない状態です。

自分がいつかそうなるのではないかと思うと怖いです。無自覚性低血糖だから意識を失うというのは勘違いで、低血糖が自分でわかるのに意識を失ってしまうという失敗を犯す人はたくさんいます。だから、簡単に言えば、糖尿病で低血糖が原因で意識を失ったことが一度でもある人は全て危険を抱えていると言えるし、言われても当然で仕方が無いのです。

もし、僕がインスリン注射で意識を失ったら、その時は運転免許を返納しようと思います。

先日、小学生が6人もひき殺される事件がありました。その犯人はてんかんという持病があったとか。運転免許に関する欠格条項問題には、糖尿病だけではなくてんかんも含まれています。他人事ではないと思えるのはこの点からです。

実際に誰かを殺してから何を言っても無駄だし、遅いです。この犯人が証明しました。この犯人は3年前にも小学生を車ではねています。病気で意識を失ったことがある人間の運転の権利は、安全に歩道を歩きたいという権利よりも優先されるとでも言いたいのですかね?警察やその他の偉い人はどういう意見を持っているんですかね。ちなみに、栃木県の広報によると、この犯人の将来の夢は50トンのクレーンを動かすことだそうで。次は何人殺しますか?

ブログなどで、1型糖尿病と思われる患者が酒を飲んでそのまま低血糖昏倒だとか、無自覚性低血糖で自動車事故を起こして民家を破壊したとか、そんな恐ろしいことを告白したりしています。そして、その人たちは今でもハンドルを握っているのです。何も考えられないのは病気のせいなんでしょうか?いや、糖尿病ってそういう病気じゃないと思うんですけど。それとも僕も病状が進めばそうやっていろんなことが考えられなくなっていくんでしょうか?

社会にいろんな迷惑をかけながら生きているのですが、そこまでにはなりたくないなと強く思います。

無自覚性低血糖になって、それが6ヶ月以内に改善される見込みが無いときには運転免許が取得できなかったり、取り消されたりしますと書いてあるホームページがありますが、あれってウソじゃないですかね。もう何年も無自覚性低血糖の症状が続いているのに、それでも今日も運転している人を僕は知っていますが。公道にはそんな危険な運転手が今日も明日も明後日も、ゴロゴロ存在し続けるのですよ。その人たちの権利は大事ですが、僕にとっては僕の大切な人たちの安全の方がずっとずっと大事なんですよ。

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