航空機へのインスリン持込禁止

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2010年2月の記事ですが。

体内に爆発物を埋め込んで自爆テロ、という計画があったようです。そして、これからも同じ方法をいつでも採用できそうです。

PETNとして知られる硝酸ペンタエリスリトールをカプセルに入れて体に埋め込みます。このカプセルに皮膚の上からトリアセトン・トリパーオキサイドを注射すると爆発するとのことです。

で、どうやって注射器を機内に持ち込むか?ですが、もうお分かりですよね?インスリンの注射キットの中身を入れ替えるだけで簡単に持ち込むことができるわけです。これは、検査官が手にとって検査することも、最新式の全身スキャナでの検査もすり抜けることが簡単です。インスリンの注射キットの持込を拒否されるどころか、全くとがめられることすらないという経験がある人も多いはず。

今はまだこの類の自爆テロは成功していませんが、体内に埋め込むカプセルも、中身を入れ替えたインスリン注射も、現在の技術では各空港で搭乗前に検出することができません。考えられるのは、インスリンを含めた注射キットの持込完全禁止です。ちなみに、成功したことがないというだけで、試みて逮捕されたケースは既にあります。

持ち込みが実際に禁止されてしまうと、長時間のフライトでは食事は当然できませんし、持効型インスリンも打つことができずに困りますね。そういう流れにならなければ良いのですが、やはりテロ防止が最優先ですし、難しい問題です。

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