武道必修化?バカじゃねーの?

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中学校の武道必修化について。言い出した奴も賛成した奴もバカじゃないのかと。いや、やったことあるのかと問いたい。

ウチは僕の教育方針のため、男も女も文武両道。近所で最も成績の高い学校へ進学することと、何かひとつ武道の経験を積む事を義務付けています。乳児を除けば全員がその通りにしています。

武道というのは単なる格闘術ではないので、危険のある行為の前に、礼儀と共に身を守るために覚えなくてはならないことを長い時間をかけて学びます。身を守ることを学ぶ中で、何をどうしたら人を傷つけてしまうのかを同時に学ぶのです。

これを学校の授業で義務化というのは一見良いことにも思えますが、そもそも指導者がいない。例えば、学校の先生がしている柔道の黒帯はほとんどが偽者です。自分自身が何年もやってきて苦労して取得した段位ではない可能性が高いです。それこそ、原付の免許よりも甘い講習会だけで柔道やったこと無い人が黒帯になったります。この状況で何を指導しようというのでしょうか。むしろ、教え子の中の一部が危険な行為をしていたとしても、それが危険であるかどうかすら区別が付かないでしょう。

ただでさえ、柔道というのは他のスポーツに比べて、何倍も死亡事故や重大な後遺障害を伴う事故が多発しています。これを防ぐためには、もう人を投げることそのものを禁止するしかないです。なぜなら、身を守ることを学ぶだけでも長い時間と繰り返し練習が必要なのに、学校の授業の一部なんかではとても時間が足りないからです。身の守り方も知らない子どもを集めて、表面上の技だけを示してやらせるなんて、事故が起きない方が不思議なのです。

武道について、一定の危険は必ずあるものなので、一切やらないという選択肢も残すべきです。今まではそうだったはずです。それが必修という話になると、やらないと胸を張って言うことができなくなります。これはおかしい。危険があることを承知で、その危険をできる限り小さくすることに努力すると自分で決めた人だけがやれば良いものなのです。わざわざ学校でやる意味が全く感じられない。

武道を武術や格闘術と区別できない人たちが必修化しただけですね。実にくだらないです。学校の授業なんかで、偽者指導者の体育教師に教えられるものではないです。あ、あれですか?一部の不良学生を殴れない時代になったから、事故に見せ掛けて始末するんですか?じゃあ、偽者黒帯じゃなくて、それこそちゃんと練習しないと。

子どもにはちゃんとした保険を掛けておかないと。必ず一定数は重傷が発生しますから。傷害保険とか生命保険とか、普通の子どもに普通に掛けてきた保険では役に立たない可能性があります。見直ししないといけませんね。

武道の必修化について同じようにくだらないと感じた人は、それを正そうとする政治家に投票するとか、できることをやっていきましょう。

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