1型糖尿病らくらくコントロールで「肥満」と一致するもの




バナナダイエット

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最近、スーパーマーケットなどの店頭ではバナナが品薄みたいですね。バナナダイエットというものが原因のひとつだそうですが、本当にもうね、アホかとバカかと。

僕も子どもの頃太っていたのでよくわかりますが、まずこれだけははっきりさせておかなければなりません。

  • 子どもの肥満は100%親の責任である
  • 大人の肥満は100%本人の責任である

太っている人、かつ、上記をすぐに頭から否定したくなる人は一生太ったままかもしれません。誰かのせいにしたり何かのせいにしたりと、原因を自分の食事以外のところに求めることが太る原因であることに気付かないのに、うまく自分の体がコントロールできるはずがありません。こういう人は何かマヌケなダイエットで一時的に体重を減らすことができたとしても、死ぬまで維持するのは無理です。どうせまた太ります。

バナナダイエットに限った話ではありませんが、何か単一の食事にしたりであるとか、絶食するであるとか、そんなものをありがたがっていることほど馬鹿げたことはありません。それまでの生活で太ってしまったのに、一時的にそんなことをして何になるのでしょうか。

そういうダイエットをしている人は、それがいつか「終了」すると思っています。その時点でアウトなのです。終了を迎えて元の生活に戻れば、それまでのダイエットと同じかそれより短時間で元の体重に戻り、そして、元の体重以上に増えることもよくあります。

ダイエットの標的にした食事以外ではブタのようにむさぼり喰い、酒を飲み、歯も磨かずにゴロゴロし、体重計に乗って嘆いてはお金を払ってくだらないジムに通い、醜いぜい肉を揺らしながら臭い汗を撒き散らし、そして疲れた疲れたとぼやきながら、思いついたように昼飯はダイエットクッキーやダイエットケーキと名づけられた家畜のエサのようなものを食事の代わりに肥大しきった胃へ流し込む生活。

・・・と上記を見るとどんな化け物だよ・・・と思ってしまうのですが、いやいや、多いのですよ、こういう人。そんなの一生やるんですか?と。仮に続けられたとして、それって生きてる実感あるんでしょうか。

僕は学生時代に柔道をやっていた頃は今よりも30kg以上重い、重量級選手でした。当然、選手じゃなくなり、普通の社会人として生きていくにはそんな体は必要ないので痩せました。体重を減らすために特別な運動や特別な食事が必要なのではなく、普通に生活し、普通の食事内容で、わずかに(食べてる本人が減っていることに気付かないくらい)バランスよく食事の盛り付けを減らすだけです。

たったそれだけのことなんですが、当たり前に痩せます。当然です。どんなに少しでも、食べている量が少ないのですから。たったそれだけのことなので、体重が標準的なものになった時に食事の量を元に戻してもほとんど何が変わったのか気になりません。

糖尿病の患者になっても全く同じで、体重をコントロールするのに特別なルールはありません。その他の病気で普通の食事が取れない状況にならない限り、家族と同じものを食べながらできます。

よく、インスリン注射をすると太るとか言いますが、そう感じるのに食事量を調整しないのは、単純に「食べすぎで太ってる」だけですし、それに気付かずに「ランタスにしたら太る!太る!薬のせいだ!注射のせいだ!!」とわめき散らすのは誰かが止めてあげないといけないのかもしれませんね。使う薬剤の変更によって、代謝のリズムやバランスは変わる可能性はあるのだから、必要な食事量が減ったのであれば、食べる量を合わせて減らせばよいだけのこと。そんなものは病気があろうがなかろうが関係の無いことです。以前と食べる量が変わらないのに最近太るんだよな~と思えば誰だって食べる量を減らします。

そういう、当たり前のことを当たり前と思わずに、何でもインスリンや病気のせいにしている人って多いですよね。そういう人に向かっていちいち何か言ってあげるのは医者や家族だけで十分だと思いますし、僕も面と向かって言ったりはしないのですが、そういう人たちって医者や家族がせっかく言ってくれてるのに、「あいつはわかってない!」みたいな状態になって、結局一生太ったりダイエットだと騒いだりを繰り返していくのでしょう。

そして、そういう人たちの大騒ぎに巻き込まれて今日もバナナは品薄なのです。いやはや、困ったものです。なぜって?僕はバナナが好きなので毎朝食べているからなのですよ。えへへ。

価格が上がるのは別にいいですけど(欲しい人同士での価格の引っ張り合いは、この社会の中ではとても正しいことだから)、価格が上がる暇も無く品物だけなくなるのはやめて欲しいですね。多少ボッタクリ気味でも最後の少量が在庫として残るように売る側も調整すべきです。

というわけで何かひとつのものを食べるだけのダイエットなんてやめて、普通の食事しましょうよ。>痩せたい人

インスリンの注射をするようになって初めて気になったのが「そもそも病気になる前はどれくらいのインスリンが必要だったのか?」です。

結論から言うと、注射している量に近いはずです。では、注射を初めて導入するときに、目安となる値はどのように求められているのでしょうか?

インターネット上の情報はいろいろありますが、どうやら「体重1kgにつき・・・」という表現が一般的なようです。肥満がなければ(標準的な体重であれば)、かつ、食事の内容(炭水化物の占める割合)が一般的な日本人であれば、体重の0.5~0.7倍の単位数のインスリンが必要だそうです。

1型糖尿病でも、太っていたり運動していなかったりと、2型糖尿病に近いメタボ具合の人もたくさんいますから、インスリンが体重の1倍、もしくはもっと多く使われている場合もあるようですが、体の小さな女性であれば、25単位くらい、体の大きな男性であれば50単位くらい使っていたりするようです。

僕の場合だと、体重74kgでインスリンは超速効型26単位+中間型10単位で合計36単位使っています。発症当時は自己分泌が残っていたのでもっと少ない注射量だったのですが、運動量や食事の内容から考えて妥当な量になりました。ご飯やパンが多い食生活になれば、50単位くらいは使うと思います(普段は白米なら200g、パンなら6枚切り2枚が僕の標準量です)。

太ったり運動しなくなったりすると、いつもと同じ量の食事と同じ量のインスリンなのにコントロールが悪くなった経験があります。インスリン抵抗性というほどの状態ではないにせよ、必要とするインスリンの量が確実に多くなります。それまで足りていたものが足りなくなるには理由があるわけで、それが生活習慣として良くないものであるならば、インスリンを増やして対抗するのではなく、生活をまともにしなくてはいけませんよね。

1型糖尿病で血糖値のアップダウンが激しく、全体としてもコントロールが良くない人で、一日のインスリン量が多い人は改善すべき点をノートにまとめた方が良いかもしれません。なぜ多くのインスリンが必要になってしまうのか、納得できる点と異常な点に分類すると意外と悪いところってあるものです。