フィクション…あるいは: 2010年9月アーカイブ

最近話題の臓器移植について。

本人の意思がどうだったのかわかりもしないくせに、家族の承諾だけで移植が行われるわけです。それが正しいことなのか、間違っていることなのか、そういう難しい議論はしなくていいのですが、事実をきちんと把握しなくてはいけません。

脳死は人の死として、今目の前に転がっているのは死体というわけです。しかし、これにメスを入れ、臓器を取り出すために麻酔が必要です。少なくとも、アメリカでは明確に最初から麻酔をしていますし、日本でもおそらく今は麻酔をしています。

なぜ死体に麻酔が必要なんですか?麻酔をしなければどうなるのですか?誰でもそう思いますよね。麻酔って何を目的に使うものでしたっけ?そう考えると理由は想像できます。

自分の家族が動く死体になったとして、そこから体の中身を取り出すような真似、絶対させませんよ。僕は。

自分が移植される側だったとしても、希望しませんね。移植を待つということは、誰かが死ぬのを待つということ。まともに機能しない膵臓しか持っていませんが、どこかで誰かが生きたまま臓器を取り出されているのだと想像したら、移植する前から精神的に拒絶反応でますよ。そんなもん、絶対要りません。

調べれば調べるほど、これら一連の動きに疑問を感じます。麻酔しないと動き出してしまう「死体」、なぜかほとんど(スケジュール的に手術室が空いている)週末ばかりに予定される移植手術。なんなんですか。

最近のブログ記事

このアーカイブについて

このページには、2010年9月以降に書かれたブログ記事のうちフィクション…あるいはカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはフィクション…あるいは: 2010年8月です。

次のアーカイブはフィクション…あるいは: 2010年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。